last update 2003/10/15
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■第10回《線を塗りに変換》■
■線画をペンツールの単調なラインじゃ嫌だ!っていう人のために、強弱のある線画にしていく方法です。線を塗りに変換して、パスを調整して線画を太くしたり細くしたりするんですが、まあ、早い話、ブラシツールでオプションで筆圧感知させたような線画にするってことです。
■じゃあ最初からブラシで描けばいいじゃん!って話にもなりますが、それでもいいんですよ。ただ、高宮的に線画の微調整ってのはペンツールで描いたときのほうが楽なんですよ。しかも逆に、塗りを線に変換はできないので、一度塗りに変換してしまうと、もうおしまいです。(別名で保存しておけば安心なんですが)
■線を塗りに変換すると、塗りですから、グラデーションもかけられます。(やったこと無いですけど)まあ、活用の幅は広いぞ、ってことで。
■だた、全部の線を塗りに変換すると、ものすごくファイルサイズがでかくなります。ファイルといってもflaファイルですので、WEBでアップロードするswfは軽いんですが…。
■まあ、試しにやってみてくださいな。まず、塗りに変換したい線をやじるしツールで選択しておきます。
■で、[修正→形状→線を塗りに変換]をクリックします。
■そうすると線が塗りに変換されます。ぱっと見線と塗りの差はよくわからないんですが、ダイレクト選択ツールでクリックしてみて、パスに囲まれていれば塗り、パスの上に線が乗っているときは線の状態です。でもこれ、かなり拡大して見ないとよく分からないんですよ。
■しかも一発で全部の線を塗りに変換できるわけじゃないです。時々線が消えたり、変なとこが塗りつぶされたりします。そういう時はあわてず取り消しをして、変な風になるところだけを先に塗りに変換するとか、消えちゃった線をインクボトルツールで書き直してから選択して変換するなどしてください。
■で、ダイレクト選択ツールを使って、線を太くしたいところのパスの点をドラッグします。
■そうするとこんな風に線が太くなります。まあ、これは根気と勘の作業なんで(アバウトでごめんなさい)思い通りの線にならないときは絶えず取り消しを連打です。右手でマウス、左手でキーボードショートカット[Ctrl+Z(取り消し)]は当然です。
■で、頭の線を強調線画にするとこんなかんじ。
■時々あるのが、こんな風に線画を塗りに変換して、パスを調整しているうちに、線ががたがたしてしまった場合。投げ縄ツールを選んでスムーズにしたい場所を選択します。
■選択したら、やじるしツールを選んでのオプションのスムーズを何回かクリックします。
■そうすると余分なパスが削除されるので、滑らかになります。
■で、全体の線画を塗りに変換していろいろ調整するとこんな感じです。
■完成したら、一番最初に作った線画レイヤーを削除してから、swfファイルを書き出してくださいね。
■線の強弱ってのは、結局個人の好みだし、説明できないんですが…。いろいろな絵を参考にして、自分にあった線画をつくるのがベストじゃないですかね。
■FLASHイラストの描き方も、私が紹介したものだけではないし、結構丁寧にやりすぎているところもあります。私のやり方を省略して言ったり、他のクリエイターさんの講座も覗いて、いろいろ試行錯誤してください。
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