第1部登場人物、元ネタ解説


碇シンジ
年齢・性別 Age : 16 / sex : Male
属性・性格 中立 / 中立
身長・体重 T 160cm / W 50kg
種族・職業 人間? / 剣士(ソーズマン)Lv.3
体力・精神力 HP18、MP12
技能 第六感(あらゆる判定に+修正【条件付き】)、俊足、楽才(弦楽器)、打撃回避(回避判定+修正)、部位狙い(特定箇所を狙って攻撃可能)、射撃術(射撃判定+修正)、居合い(イニシアチブ判定+修正)
その他 泳げない、騙されやすい、節操がない、テクニシャン(謎)
基本装備 プログレッシブナイフ、剣、レザーアーマー
 ご存じ主人公。中性的で整った顔と、柔らかい黒髪の持ち主。
 幼い頃…彼が4才の時父親が失踪し、さらにまた母親が非常に彼に干渉的であるため、そのことが彼の心に深い影を残すことになる。そのためか、人の好意や親切を信じないことがままあり、恋愛や友情については鈍い。というか恐れている。一言で言うと性格は暗く内罰的。ではあるが明るく素直な部分もあり、本編(TV)16話前後のデータに近い。
 人に嫌われることを恐れていて、期待して裏切られるより、嫌われるよりは良いと人とあまりつきあおうとしない。その反面、他人との関わり合いを強く求めているという、二律背反した性格をしている。トウジとケンスケという友達ができていじめられなかったのは奇跡かも知れない。レベルが少し低いのは怠け癖のせい。
 力はそんなに強いわけではないが非常に機敏。また、時として激情すると相手の行動を先読みできるようになり、人間にしては高い戦闘能力を発揮する。職業は剣士で、道場から切り紙を貰う程度の実力がある。父親の形見の魔法の短刀プログレッシブナイフを武器とする。魔力はあるけど魔法は使えない。
 嫌いなわけではないが、自分よりちょっと背が高くて干渉的な母親に反発することが良くある。
 現在、新婚ホヤホヤの色ボケ野郎。
 相手が激しく傷つくようなことをナチュラルに言い放つため、敵多し。
 どーでもいいや。ってな感じで怠惰な生活を送ってきたが、新婚を機にその暮らしぶりも多少は改まったらしい。
 実はまだ語られない秘密がある。


鈴原トウジ
年齢・性別 Age : 16 / sex : Male
属性・性格 中立 / 中立
身長・体重 T 170cm / W 65kg
種族・職業 たぶん人間 / 戦士(ウォリアー)Lv.4
体力・精神力 HP25 MP4
技能 剛力(筋力判定+修正)、強靱(体力判定+修正)、特殊武器(棍棒、鉾・斧)、格闘(素手戦闘+修正)、鍛冶、武器落とし、気絶打撃、重傷打撃(ダメージ+修正)
その他 恋愛ごとに疎い、曲がったことが嫌い、一部の精神魔法にかかりやすく、一部の精神魔法にかかりにくい。
基本装備 スレッジハンマー、バンデットメイル
 基本的に本編およびコミックに準ずる。
 スポーツ刈りの燃える男。卑怯なことと弱い者いじめが大嫌い。鈴原武器店の2代目(予定)である。家族は父、祖父、妹の4人暮らし。母親とは死別している。
 一言で言うと関西人。ではあるが、彼と同じように喋る人間は結構第三新東京市にいるためあまり変な感じはしない。他の特徴としてメッシュ加工が特徴的な、通気性の良い服を好んで着ることがあげられる。朝から晩まで、学校も自宅もジャージ、ジャージ、ジャージ。妹は何も言わないのだろうか。
 3人の中では一番背が高く体格も良い。他の2人が敏捷であるため、不器用、鈍いというイメージがあるが実際はプラス修正がある程度に敏捷である。
 …恋愛方面の物事と、脳を使う作業はやっぱり鈍いが。悪い意味ではない馬鹿と言おうか。
 職業は戦士。武器として自分の身長ほどの大きさがあるスレッジハンマーを使う。
 実は彼にも語られていない秘密がある。


相田ケンスケ
年齢・性別 Age : 16 / sex : Male
属性 中立 / 中立
身長・体重 T 165cm / W 60kg
種族・職業 人間 / 偵察兵(スカウト)Lv.5
体力・精神力 HP20 MP8
技能 射撃術(射撃判定+修正)、特殊武器(弩・投げナイフ)、罠設置・解除、罠発見、鍵開け、偵察、記憶術、野外の姿隠し、野外の忍び歩き、方向感知、軽業、商才、火薬知識
その他 先天的にもてない、目が悪い(近視・乱視)、曲がったことが嫌い、不幸
基本装備 連射ボウガン、レザーアーマー
 基本的に本編に準ずる。
 多彩な趣味を持つ第三新東京市の悪夢。癖のある茶色の髪の毛とそのいつも本心を出さないような物言いから、裏がある男と思われているが真実はトウジ以上に単純で曲がったことが嫌いな少年である。ではあるが、やはり趣味が特殊すぎるのだろうか。女の子からの人気は低い。家族は父親だけだが父親には愛人がおり、その人に幼少時は育てて貰っていた。その人を母さんと稀に呼ぶこともある。けどそれはこのお話には関係ない。たぶんね。
 実はかなり複雑怪奇な身の上の持ち主。
 でもそんなことはまったく気にせず、今日も趣味に生きる前向きな奴。父親から借金して手に入れた魔法のアイテム、カメラを手に今日も趣味クリティカルヒットの美少女を捜し求める。
 職業は偵察兵、悪く言えば盗賊。武器は連射ボウガンと投げナイフ、火炎瓶など。30歩離れたところから、100円玉くらいの的に矢を当てられる腕前を持っていることを誇りとしている。


碇ユイ
年齢・性別 Age : ? / sex : Female
属性・性格 ? / ? …少なくとも良くはない
身長・体重 T 162cm / W ?kg
3サイズ B?/? W? H?
種族・職業 ? / ?
体力・精神力 HP? MP?
技能
その他 性格が悪い、わがまま、心に棚がいっぱいある、トラブルを呼ぶ
基本装備
 シンジの母親。普通に考えれば既に40代半ばを過ぎているはずなのだが、未だに20代後半程度にしか見えない。実に若々しくて美しい女性である。
 科学者が着るような白衣を着ることが良くあり、少し冷徹な雰囲気を持つが、実はとても優しくシンジに接するお母さん。多少かまいすぎな部分はあるが。でもシンジをいじめて、その困る顔を見るのも好きというアンビバレントな一面も持つ。
 その正体、実力全てが一切不明。過去のデータから考えて、シンジ達3人が束になってかかっても余裕で勝利を収めるほどの実力を持つ。でも家事とかは全滅。シンジを育てるときはさぞかし苦労したことだろう。
 男の趣味は悪い。すくなくとも、面食いではない。


山岸マユミ
年齢・性別 Age : 3016 / sex : Female
属性・性格 混沌 / 善
身長・体重 T 150cm / W ?kg
3サイズ B84-D W58 H85
種族・職業 無機王 / 大魔法使い
体力・精神力 HP? MP?
技能 魔法(全属性)、高速呪文詠唱、魔力感知、魔法知識、薬物知識、植物知識、動物知識、魔物知識、特殊武器(杖)、礼儀作法、踊り、歌唱、天文学、雑学(歴史・文化)、家事、裁縫、毒無効、精神魔法無効、金縛りの視線、生命力吸収(要接触)、アンデッド統率(一定範囲内のアンデッドを無条件で操る)、魔法か魔法の武器でないと傷つかない、触った物を凍り付かせる
その他 屋外恐怖症、ビブリオマニア(書物偏執)、気が弱く内気、目が悪い(遠視)、神聖物が苦手、巨乳、ヨワヨワ
基本装備
 この話のヒロインの1人。
 3000年前の古代王朝のお姫様であり、古代魔法の技を極めたありとあらゆる魔法を使える大魔法使いでもある。
 正体は究極のアンデッド、無機王。
 つまり魔物である。ではあるが性格は気弱で内罰的で全然魔物らしくない。男性と一言二言話すだけで顔が赤くなるくらいに内気。赤面したとき、どもる癖がある。またシンジ同様すぐに謝る。たとえ相手が悪く、自分が被害者だったとしても怒鳴られたり、文句を言われたら条件反射で謝ってしまう。自分でもそれではいけないと思っているのだが…。
 もしかしたら、少しMのけがあるのかも知れない。シンジにうりゃうりゃされた時、いやんいやん言いながらもすぐになじんで喜んでいたし。
 シンジと出会い救われて、今は多少は明るく前向きの性格になった。どういうことか家事好きで、碇家の家事を一手に取り仕切るようになる。なぜか和食が得意。よく気のつく優しい性格をしているが、その優しさは主にシンジに向けられている。シンジ以外には時々どぎついことをする。
 どさくさにまぎれて最初にシンジと結魂した。
 実際年齢は3000歳以上だが、肉体年齢はシンジとほぼ同じ。
 シンジの趣味か、自宅ではメイドの格好をよくしている。外に出かけるときは黒一色の服をよく着る。もしかしたら今の職業は主婦かも知れない。
 全属性の魔法が使えるが、言い直せば特に得意と言える魔法がない。
 もう少し詳しい解説は次回。


山岸リョウジ
 マユミの父親にして、生き神(デミ・ゴッド)とも呼ばれた史上最強の魔法使い。
 マユミをアンデッドにした張本人でもある。既に死亡しているが、彼がマユミ同様自分をアンデッドにしているかどうかは定かでない。
 じつはマユミ以外にも一杯子供を作ったやり手。




職業、種族

戦士職(ウォリアー)
戦士系全般の呼び名。漢字だけで見たら同じだが、ファイターとは意味合いが少し違う。
剣士(ソーズマン) 戦士の一系統。普通の戦士より素早いが腕力に劣る。また、武器は剣以外はろくに扱うことができず、盾も使用しない。鎧も余り重い物は使用できない(してはいけない)。 しかしながら剣に関しては戦士を遙かに上回る技術を持つ。
現在のシンジの職業。
戦士(ファイター) 説明の必要がないくらい有名な職業。魔法使いや盗賊など体力に劣る仲間の盾になり、敵の群れに真っ先に飛び込む冒険者の代名詞。ほぼ全ての武器、防具を(平均的に)扱うことができタフである。若い戦士系職業全般の呼び名。しかしながら、体力があるだけで特に得意と言える技能がない。自分が行くべき方向がまだわからない、見習い戦士段階と言える。通常、ある程度冒険を重ねたら重戦士や剣士、槍士などに転職するのが一般的。そうせず、ずっと戦士で過ごした者を時として古強者(ベテラン)と呼ぶ。
現在のトウジの職業。


盗賊職(シーフ)
実際に泥棒をするわけではないが(する者もかなりいるが)、鍵開け、罠外し等の特殊技能を身につけた職業の総称。基本的に悪い意味で使われるため、泥棒をしない者達は自分達のことを義賊と呼び、職業盗賊と区別しようとする。もしくは誇りを持って自らを法に縛られない存在、無法者(アウトロー)、悪漢(ローグ)と呼んだりする。
偵察兵(スカウト) 斥候とも言う。仲間に先行して敵の存在を確認し、その情報を集めて戦いを有利にすることが主な仕事と言える。一応盗賊系の職業であるため罠探し罠外し、鍵開け、登坂などの技能も有している。しかし主に野外で活動することを主眼においた職業であるため、ダンジョンなどは苦手である。だが戦闘も良くこなすため、戦士技能が発達している。どちらかといえば、盗賊技能が使える戦士という役割になる。
現在のケンスケの職業。


魔法使い(マジックユーザー)
魔法を使う者全般の呼び名。一般人は僧侶や精霊使いもまとめてこう呼ぶ。
魔導師(マギ)
言霊を操り、物理法則をねじ曲げる能力を持つ。世間一般で言う魔法使いとは大抵これになる。別名『言霊使い』
魔法の使用に余り時間がかからず、触媒を使うことが少ない。初心者向きとも言える。
コンピュータではない。
以前のマユミの職業。全て極めたため転職した。
妖術師(ソーサラー) 基本は魔導師と同じだが、より攻撃的な魔法を操る。言霊以外に魔力を封じた魔法のアイテム、薬、触媒、魔法陣などを使うことが多い。魔法は言霊魔法に比べ強力だが、発動に時間がかかるものが多い。ちなみに、女性形はソーサレス。
以前のマユミの職業。全て極めたため転職した。
降霊術師(ネクロマンサー) 闇の力を用いる魔法使い。だが必ずしも邪悪というわけではない。生命の本質を調べることを目的としている。その過程でゾンビやスケルトンを作ってしまうわけである。だが勿論、邪悪な目的で作る者も多い。邪悪なネクロマンサーは区別するため、死霊術師と呼ばれることもある。いずれにしろ、世間では死体を扱うという不潔なイメージも相まって、悪魔学者(デモノロジスト)、魔女・魔男(ウィッチ、ウォーロック)についで嫌われている。
以前のマユミの職業。全て極めたため転職した。
大魔法使い(ウィザード) 今のマユミの職業。正しくは職業ではなく、マスターレベルと呼ばれる存在に送られる称号。女性形はウイッチなのだが、悪い意味で使われることが多いため象徴的な意味合いとしてウィザードと呼ばれる。





地名

第三新東京市
砂漠にある巨大な城塞都市国家。人口5万人以上。主な産業は美術、芸術品の販売、および鉄製品の販売など。交易の中心地と言うこともあり、エルフやドワーフなど人間以外の種族も数多く住んでいる。比較的に近くに海と大河があり、またオアシスも豊富であるためとても豊かな街である。
古代王朝マウントクリフの首都だったところでもあり、古代遺跡の上に作られたという伝説がある。
政治形態は選挙によって選ばれた議会と市長、そして貴族院によって運営される立憲君主議会制。国王もそれなりに権力はあるが、基本的に議会によって運営されている。
しかし、基本的に住人は支配されることを嫌っているため、あまり権力の行使とかは行われない。
ジパルシア大砂海
第三新東京市の南に広がる巨大な砂漠。あまりの広さに砂海と言われている。
非常に危険な場所であり、この地に入るのは死を意味する。だが砂漠の奥に忘れられた遺跡や失われたキャラバンの宝があるという伝説もあり、今も足を踏み入れる者は絶えない。
境界線近くにマユミの眠る墳墓(ピラミッド)がある。
それ以外にも様々な遺跡があるという。



魔法

来歴感知(アイデンティフィ・オブジェクト) 物品の過去を調べる。普通は製造年や材質くらいのものだが、条件次第で過去起こったことや、元の持ち主のことを知ることもできる。
精神感応(テレパシー) 精神の波長が合う存在と、声を使わず意志の疎通を行う魔法。
マユミとシンジのそれは特別で、五感をある程度共有することができた。
ファラオの呪い(カース) 気のせいだった。本当だったらもの凄いことになっただろう。
精神転送(マインドトランス) 自分の意識を肉体から切り離し、相手の体を乗っ取ってしまう。
ただし、相手が抵抗したらその限りではなく、しかも元の体の方は完全に無防備となってしまう。マユミがゼラチナス・キューブに襲われたシンジ達を助けるために使用した。レベルを上げれば、相手の体を完全に乗っ取ってしまうことも可能。
似たような魔法に魔法の入れ物(マジックジャー)がある。
火球(ファイアボール) 結局使用されなかったが、爆発する火球を作りだす魔法。初級魔法使いの憧れ。
これを使えるようになったとき、魔法使いは戦士を越えた存在となる。ただし、使いどころをきちんと見極めることができれば。初心者は元の役立たずに戻ることを恐れ、なかなか使おうとしない。逆を言えば、この程度が使えない魔法使いはパーティの荷物持ちと化す。
使いどころを間違えて自爆する者多し。
烈火球(プラズマ・ファイアボール) 上記魔法と同じく爆発する火球を作りだす遺失魔法。ただし、威力と消費する魔力、詠唱する呪文量、触媒などは桁外れに違う。
マユミはとある儀式によってこの魔法を永久化している。結果、幾つかの魔法を使うとき余計な手間がかかるようになったが、烈火球を使うときは本来より少ない魔力で、しかも触媒、呪文詠唱なしで使うことができる。
超烈火球(ハイプラズマ・ファイアボール) 上記呪文の強化版。爆風がナパームのように四方八方に広がり、簡単に消えることがない。やはりマユミは永久化している。
再生蟲 正しくは魔法ではなく、マユミが蚕を元に作った魔法生物。程度の低い傷の治療に使える。
ただし、体力の回復と引き替えに精神力を著しく消費する。虫嫌いの人間は更に狂気点もプレゼント。
赤熱杖(レッドロッド) 遺失魔法。火炎系に属する攻撃魔法。髪の毛を、最大温度2万℃に達する赤熱した刃へと変えて敵を攻撃する。この時、髪の毛は伸縮自在である程度自由に動かすことができる。動きの素早い多数の敵を一度になぎ倒すときなどに便利。ただし、魔力がダダ漏れになるため使用には注意が必要。
旋斬甲(シェル・カッター) 遺失魔法。内側で見えない刃が舞い飛ぶ竜巻を発生させて敵を巻き込み、その五体を引き裂く。ダンジョンのような閉ざされた空間でも使うことができる。マユミが永久化している。
超音波直進光線刀(ハイパーソニックウェーブレーザーメス) 遺失魔法。数百万MHzに達する強力な高周波を発生させ、空気のメスを作りだして敵を切り裂く。旋斬甲に比べ影響範囲は狭いが威力と飛距離に優れる。
結魂の儀式 とても気持ちが良い儀式。キスまでで儀式は終了するのだが、年の近い異性同士がこれを行った場合、大概もっと凄いことまでするらしい。


魔物
※オリジナル、及びネット検索では調べにくい魔物のみ紹介。

死の蠍 鋼の外殻を持つ全長3mにも及ぶ巨大な蠍。邪悪な魔法によって生み出されているため、死ぬとその体は消滅してしまう。
砂竜 砂漠の奥地に住む全長10mほどの巨大生物。竜と呼ばれてはいるが実際には竜より虫に近い。外見はクワガタみたいな顎を持ち、鳥に似た頭の百足という姿をしている。砂漠に住む生物がほとんどそうであるようにやはり肉食。
トゲ猫 元ネタは魔法の王国ザンス。全身の毛が鋭い棘になっており、前足が鎌になっている。猫と言うよりほとんど豹。弱点は水であるため、水を持っている相手には襲いかからない。
砂鮫
砂ダコ
見た目は目がカタツムリのように飛び出た鮫と蛸である。まるで海を泳ぐように砂漠を泳ぎ獲物を捉える。どうして砂漠を泳ぐことができるのかは不明。弱点は水。水に浸けられると溺れてしまう。
砂を這う者 元ネタはクトゥルフ神話の『砂を這う者』。
コアラのような大きな耳と鼻を持ち、ガリガリに痩せこけた人間に似た姿をしている。
蛇人間 人間に似た腕をはやした巨大な蛇。呼吸音を用いた言語を用いて仲間内でコミュニケーションを取る。かなり高い知性を持っているため、捕まったとしてももしかしたら交渉できるかも知れない。大抵、その前に生贄にされるだろうが。
砂の人 半ば砂になった人間の死体。他のアンデッドと同じく、命ある存在を憎みねたみ、問答無用で攻撃してくる。上級種は砂に変身して待ち伏せ攻撃を行ってくる。
魔法か魔法の武器でないと傷を付けることができない。
砂の人の爪で傷を付けられたら、エルフでない限り、運が悪いとたとえ戦闘中であっても深い眠りに落ちてしまう。
サボテンダー 巨大な棘だらけのサボテン。黄色い花を咲かせ、甘いにおいで獲物をおびき寄せる。毒を持つ棘を飛ばし、また多少なら歩く能力を有している。また、花から毒液を吐き出す能力もある。果肉を食すと手足が少し痺れるが、体力・魔力が回復する上美味である。
アストロモンス 砂漠に咲く紅い花。茎とか葉っぱとかは存在せず、ただ花だけが地面に直接咲いている。まるでラフレシアのように。香りが大変良いらしい。
だが迂闊に近寄るとすばやく棘だらけの蔦が獲物を捉え、花の中心にある口で呑み込んでしまう。そして長い時間を掛けて獲物を消化し、栄養にしてしまうのだ。恐ろしいことに獲物は完全に消滅するときまで意識があり、苦痛の泣き声を上げ続けるという。
これが長い長い間生きると自分の意識を持ち、トカゲのような姿になると言う。
ヒエラコ・スフィンクス
アンドロ・スフィンクス
ここに出てきたのは本物のスフィンクスではなくゴーレムである。
謎々を答えられない相手を抹殺する役目を持つ。
ヒエラコが隼の頭で、アンドロが人間の男性の頭を持つ。
ゼラチナス・キューブ 版権どうなってるんでしょうね?
見た目は巨大なゼラチンである。ダンジョンにしか生息せず、通路を移動してゴミ掃除をするのが役目である。貴金属、金属などを消化できないためその体内に宝物を溜め込んでいることが間々ある。
シンジ達を死の寸前にまで追いやった。
砂の王 砂の王、つまり砂漠の王の名で呼ばれる恐るべき魔獣。その正体は全身を外骨格で覆われた巨大な昆虫人間である。全身の外殻は鉄より固く、その腕力は巨人相手でも引けを取らない。それだけでなく、高熱の毒ガスを吐き出す能力や魔法を使う能力もある。
…だが、マユミの相手ではなかった。
ガイロス 人間型でなく、東海に住むタコ型生物ガイロスを元にしたゴーレム。姿形が妙なだけで、普通のゴーレムと言っていい。特に特殊能力と言えるような物はないが、シンジ達の時代の魔法使いが創る物とは、比べ物にならない性能を持っている。
いずれ本物のガイロスが出る日が…来るかも知れない。
無機王(ノーライフキング) 男性の場合『不死の王』、女性の時は『不死の女王(ノーライフクィーン)』と呼ばれることもある。
見た目は普通の人間と変わらないが、その目で睨んだ相手を金縛りにすることや、触った相手の魔力や生命力を吸収する能力がある。また、高い再生能力があり、魔力が尽きぬ限りは非常に速い速度で傷を治すことができる。その他、低級なアンデッドは条件がない限り命令に従ってしまう。
強力な魔法か、または魔法の武器でないと傷つけることができない。
ちなみに、この時のマユミは通常状態であるためいくつかの能力を使うことができない。






元ネタ解説

サボテンダー FF…ではなく、ウルトラマンA12話に出てきた超獣の名前。サボテンというのは怪獣や怪人にしやすいのか、他にもサボテンをモチーフにした存在が多数いる。
アストロモンス ウルトラマンタロウの記念すべき第一話に出てきた怪獣。怪獣より強い、超獣…より強い怪獣ということで、その強さを見せつけるために超獣オイルドリンカーを食べてしまった。似たようなのにムルチ2世とドラゴリーとかがいる。
砂鮫、砂ダコ じつはこれには元ネタにした小説がある。それに出てきたのは陸を蠢くタコと、空を飛ぶ鮫だったが…。
一部陳腐とか冗長に思える部分もあったが、なんと言っても水脈生命体という発想が素晴らしかった。
わかる人に聞きたい。ハウオールドアーユー?
スパイナー 第三新東京市であつかわれる火薬の中で最大の爆発力を持っている。元ネタは帰ってきたウルトラマンに出てきた超水爆スパイナー。いくらウルトラマンジャックが怪獣を倒せなかったとは言え、


『日本の首都を怪獣に蹂躙されて黙ってみておれというのか。
 それこそ世界中の笑いものになる。こうなったら東京決戦あるのみ!』



とか言って東京を焼き尽くそうとする軍人が出るのはどうかと思う。恐ろしい。
しかし、世界の軍隊を自認するアメリカは本当にやりそうで洒落にならない。
これ書いた時点では洒落になってたのに…。
そう言えば、ウルトラマンセブンにも出てきてました。
シンジさん 元々のゲームではシンジのことを『碇君』もしくは『シンジ君』と呼んでいたが、それだとレイやヒカリとかぶるので、『シンジさん』と呼ぶことにした。つまり、誤字じゃないです。別に誤字じゃないから、誤字発見とか言わないでくれぃ。
追加…はい、そうです。二人エッチを部分的にモデルにしてますよー。
烈火球
超烈火球
旋斬甲
わかる人にはわかるが…いずれも平成版「ガメラ」におけるガメラの技の名前である。それぞれプラズマ火球、超プラズマ火球、回転ジェット体当たりのこと。きちんと名前が決まったのは3作目から。
赤熱杖(レッドロッド) これまたガメラから。角を折られたレギオンが使用した赤く光る触手のこと。ガメラを倒す寸前まで追いつめたが、究極烈火球によって倒された。ん? てことはいずれ究極烈火球を…?
超音波直進光線刀 またまたガメラネタ。いわずとしれたガメラの好敵手、ギャオスの武器である超音波レーザーメスのこと。
砂の王 外見は腰から下が巨大なハンミョウになっているギルス。
ギルスはカミキリムシがモデルだと言うが、実に湿った感じがしていて仮面ライダー真を思い出す。これ書く前はまだったけど、仮面ライダー龍騎にディスパイダーという良い具合に似てる奴が出てきた。アレの上半身をギルスに変えた感じかな。でもやたらカクカクしてるからなぁ。
ガイロス ウルトラマンセブンに出てきた、地球の先住民族ノンマルトの守護神獣。要するにタコ怪獣だな。
実にあっさり倒されたが、相方の陸の守護神獣は、カプセル怪獣2体を殺してしまう実にパワフルな奴だった。
JASON AND THE ARGONAUTS ストップモーションアニメ映画の傑作。比較的最近アルゴ探検隊の大冒険はリメイクされたが、やはり比べ物にならない出来だ。たかがストップモーション、されどストップモーション。
今のCG全盛映画もいいが、こういう職人の技と言うべき映画も忘れてはいけない。
ワールドォシェイキィ──ングッ 声ネタ。天の人とシンジの声が同じって…。
それ以上言わないで頼むから。




初出2002/04/01 更新2003/01/13

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