第4部登場人物、元ネタ解説


洞木ヒカリ
年齢・性別 Age : 116 / sex : Female
属性・性格 土 / 中立
身長・体重 T 160cm / W ?kg
3サイズ B89-E W60 H86
種族・職業 メデューサ / 女司祭
体力・精神力 通常:HP150 MP250 第1形態:HP? MP?
技能 魔法、法術、礼儀作法、踊り、歌唱、手なづけ、狂乱、暗視、打撃回避、射撃術、特殊武器(長弓)、石化無効、毒無効、魔力感知、魔物知識、神学、生命力吸収、寒さに弱い
その他 生真面目、融通が利かない、うぶ、耳年増、妄想癖あり、石化の視線
基本装備 精霊弓
 この話のヒロインの1人。
 背中半ばまである黒髪を左右でお下げにまとめている、そばかすの残る女の子。決して目の覚めるような美女ではないが、側にいるとくつろげる…落ち着けるタイプの女性である。ある意味、マユミに最も近い。
 尤も、当人はそんな自分を地味で男性に好かれるタイプではないと思いこんでいる。 実際は生まれ故郷でもある孤島の外に出たことがないため、事実は異なっているのだけれど。
 口やかましいところがあるため敬遠する者はいるだろうけど、少なくとも誰にも相手にされないと言うことはない。愛すべきお嬢さんだ。待ちに待っていたアスカ達を諫めることが出来るリーダータイプ。さしものアスカも彼女から正論でもって諭されれば、不承不承であっても従うこと間違いなし。これも彼女がシンジに惚れなかったからこそであるが。
 と、実に好ましい娘ではあるがその正体は恐るべき魔物『メデューサ』である。
 正体をさらけ出したとき、伝説そのままに髪の毛は蛇へと変わり下半身は大蛇のそれとなる。また背中から黄金の翼が生え、高速で空を飛ぶことが可能となる。変身せずとも幾つか蛇と同じ能力を持ち、背後からの奇襲などは悉く見破られてしまう。
 仮に傷を負わせることが出来ても、その血は鉄をも腐食させる猛毒となっている。そもそも彼女の石化の視線と針の穴を射抜く弓矢、独自に動く毒蛇の髪の毛の前に近づくこともできないだろう。
 それ以外にも神聖法術と毒系統の魔法を操ることが出来る。多少の傷を負わせても容易く回復させてしまえるのだ。
 そんな彼女の弱点は寒さと青銅の鎌。斧にも耐える彼女の首は、青銅の鎌で一撃された瞬間、まるでそうなるべきと決められていたように切断されてしまうのだ。


山岸マユミ
 この話のヒロインの1人。
 今回、3馬鹿どヒカリを除いて一番惨い目にあった人。アンデッドでなければゴアな死に様を披露したことに…。
 でもシンジと真っ先にイチャイチャしたりヒカリを正気に戻すなど、かなり美味しいところを持っていったかも知れない。


綾波レイ
 この話のヒロインの1人。
 相変わらずの人。好敵手にして玩具のアスカと同居するようになり、その暴走は止まるところを知らない。目立つ場面はそこそこ多かったが、せっかくの見せ場で石化してしまったため、意外に印象に残らない。やはり、積極的に行動する性格とは言えないからか…。
 今回、最大最強の魔獣『レイキュバス』を召還したが、すぐに別のもっと強い魔物を召還できるようになるだろう。


惣流アスカ
 この話のヒロインの1人。…この書き出し、いい加減に飽きました。
 5人娘達のお笑い担当…じゃなくて戦闘要員。最も高い戦闘能力と闘争心を持っている。しかし、アンデッドであるマユミ以上にしぶといため敵の能力を知らしめる生贄要員でもある。というわけで今回は右腕を消滅させられてしまった。実は28終了時点でまだ再生はしていない。
 トウジに無茶苦茶したが当人はまったく気にしていない。さすが悪魔。


洞木コダマ
 生き別れたヒカリの姉。
 ヒカリが90才の時…つまり20年近く以前に島を飛び出した。それ以前からもちょくちょく飛び出していたらしい。その正体、容姿、実力一切が不明。しかしながら、ヒカリが足元にも及ばないほどの実力を有していることは確実である。半分以上吸血鬼化していたノゾミを癒し、吸血鬼をまとめて分解してしまった。
 ヒカリ曰く、尻軽でふしだら。島を訪れた若く格好いい漁師とか色々食べちゃったらしい。
 『強き女』という二つ名を持つ。


洞木ノゾミ
 生き別れたヒカリの妹。
 ヒカリが110才の時…つまり数年前に島を飛び出した。その正体、容姿、実力一切が不明。ただ(ヒカリ達に比べ)あまり強くはないらしい。かつて島の周辺を彷徨っていた吸血鬼との戦いで瀕死の重傷を負わされたというエピソードからもその事が知れる。
 3姉妹の中で一番好奇心が旺盛…らしい。
 『旅する女』という二つ名を持つ。


碇シンジ
 一応主人公。見つめるものとの戦いでは、結局勝てなかったがかなり善戦した。もう少しレベルが高く、あと運が味方してくれたら勝てたかも知れない。勿論、たれ、ればなんて仮定したところでどうしようもないのだけれど。
 死の光線を浴びて死亡したはずだが、どういうわけか生きていた。さらに都合の良いことに見つめるものも倒されていた。その際の記憶は当たり前のように持っていない。
 目が覚めてマユミ達と合流した後、ヒカリとアスカの戦いに於いて自分がまったくの役立たずであることで何かを深く思い悩む。
 本格的に彼に隠された謎が姿を見せてきて、これから彼が安らげる日は来るのだろうか。


鈴原トウジ
 めちゃくちゃひどい目にあった人。腕が千切れるわ足が千切れるわ。
 あげく半ば魔物と融合してかろうじて命を拾う。でもそのおかげでヒカリといい感じになった。ただ、少ししてお互いのことがわかるようになると、口やかましい女という印象の方が若干強くなるかもしれない。お互い素直になれなくて微妙にラブコメだな。
 …地味に幸せかも。
 妹とヒカリが顔を合わせたときどうなるか…と意味無く不安に思っている。


相田ケンスケ
 今回の話で一番不幸だった人。
 良いところほとんどなし。真っ先逃げようとしたあげく全身の骨をへし折られて石化させられてしまった。以後、アスカ達の戦闘のとばっちりで溶岩の中に沈められてしまう。
 じつはまだ元に戻してもらっていない。


タブリス
年齢・性別 Age : ? / sex : Male
属性・性格 ? / ?
身長・体重 T ? / W ?
種族・職業 吸血鬼 / ?
体力・精神力 HP? MP?
技能
その他 謎ばっか
基本装備 黒マント
 正体バレバレだがとりあえず謎の青年。  今回、その名前がタブリスであるらしいことが判明した。とは言っても、彼のことを知っているのは今のところヒカリだけだが。
 本気モードのヒカリを片手でいなす恐るべき実力の持ち主。彼女の血を吸い、彼女本来の目的を別のものにねじ曲げてしまった。次回、遂にその正体が明らかに…?


シュッテンマイヤー
 第三新東京市〜真横須賀(第三新東京市北の港町)を結ぶ乗合馬車の御者。
 よくいる親父。


船員
 シンジ達を島に運んだ漁船の船員。海エルフであるため泳ぎなどはお手の物。元々は漁をしていたはずだが、不漁と言うこともあってシンジ達を島に運ぶことになった。
 地味に良い人。






職業、種族

魔法使い(マジックユーザー)
魔法を使う者全般の呼び名。一般人は僧侶や精霊使いもまとめてこう呼ぶ。
司祭、女司祭(プリースト、プリーステス)
正しくは魔法ではなく、法術を用いる者達。
力の源は精神力でも精霊でも混沌の力でもなく、神やイモータルと呼ばれる大いなる存在の力を借りて奇跡を起こすことにある。勿論、ただで力が借りられるほど世の中は易くなく、その力を借りるためにはそれ相応の代価…信仰心と術者の精神力や体力を消費しなければならない。
結局、他の魔法使いと同じなのだがその力の方向が秩序よりであるため、魔法使いは混沌の使者と見なしていて根本的に仲が悪い。秩序は混沌の一面であるのだが、そう言った都合の悪いことは見てみないふりをするのはどこの世界でも同じである。
その奇跡の力は主に治療や結界など、受動的なものが多い。このことが魔法使いとの分業化を分けているとも言える。
また、神によってはその教義も大分違うため、上記の事柄が必ずしも一致するわけではない。





地名

竜牙海峡
第三新東京市から見て北西にある海峡。他に血潮の海に通じる海路がないため、第三新東京市と並ぶ交易の中心点でもある。この内側は比較的並が穏やかなところが多いが、ここを越えると西に大青海が広がっているため、海の門という名もある。
現実世界のボスポラスでもガダルカナルでも好きな方をイメージして下さい。


双子島
シンジ達が向かった孤島。古代文明の遺跡があり、かつて世界を滅びに導いた最終兵器が眠っているという噂がある。それ故、今までにもたくさんの冒険者達が探検を重ね、結果、ほぼ全ての魔物が一掃されて宝のあらかたが発掘されてしまった。
と、思われていたがいつのころからかヒカリ達が住み着くようになり、さらに禄でもない噂が広がったこともあってここ30年近く、人間が寄りつくことはなくなっていた。
シンジ達はたまたま大昔の資料を見たため、ヒカリ達の存在を知らなかったのだ。



魔法

エレドータスボルト レイが使用した攻撃魔法。
魔力を雷へと変換し、それをさらに亀の形へと練り上げたものを敵に投げつける。一度術者の手から放たれた後、ある程度自らの判断でもって敵に向かって飛行する。ウィル・オ・ウィプスや鬼火、狐火の一種。ただしその威力は比べものにならないほど高い。
フレイムバースト オブ アーストロン アスカの使用した暗黒魔法。空気中の酸素を分離し、超圧縮することで高熱を発生させて勢い良く放射する。対象は命中時の爆裂と高熱によって破壊される。
召還(サモニング) レイが使用した召還魔法。
今回、レイは氷の魔神『極北の星』、雪男『ギガス』、大怪球『グローバー』、氷雪獣『スノーゴン』、『ベアーコンガー』、『クレッセント』、冷凍魔竜『ブリザラー』、『フェンリル』、極地魔獣『レイキュバス』を召還した。
レッドキラーブーメラン アスカの使用した風系の攻撃技。正しくは魔法ではなく、魔力を圧縮してつくりだした鎌鼬を敵にぶつける。かなり自由にその軌道を操ることが出来るが、一定以上の距離を飛ぶとたちまちの内に効力を失う。
天翔流星矢(イカルスマジックアロー) 魔力を錬り、光り輝く矢を作りだして敵に打ち出す魔法。いわゆる魔法の矢(マジックミサイル)のことである。普通は一本だけだが、術者の力量次第でその数はドンドン増えていく。それなりに威力はあるが、一定以上の防御力を持った相手…つまりアスカ達レベルにはあまり効果がない。
ギガスの鉄槌 レイの召還したギガスが作りだした氷の柱。地面から筍のように次々と飛び出し、対象を串刺しにしてしまう。
ボイリング・メタル アスカの使用した暗黒魔法。分子を激しく振動させ局所的に超高温を発生させる。その熱量は鉄の塊をたちまちの内に沸騰させるほど。ギガスの放った氷柱と相打ちになった。
デモンズ・フレイム・アーマー アスカの使用した暗黒魔法。彼女には珍しい状態変化魔法である。攻撃力と防御力を同時に上昇させる効果があるが、術者が熱に耐性を持っていない場合ダメージを受けることになる。
フレッシュ・オクスタン アスカの使用した暗黒魔法。炎の槍を作りだし、それで攻撃する。槍に触れた対象は熱による追加ダメージを受けることになる。単体攻撃魔法だが、威力とコストパフォーマンスに優れている。炎の矢の上級魔法。
フローズンボール オブ ゴアゴンゴン レイの使用した精霊魔法。通常の召還魔法ではなく、召還された精霊の力と呪文の力を組み合わせることによって使用される。その威力は通常の魔法の比ではなく、余波だけで周囲一体を極低温で凍り付かせてなおかつ粉々に粉砕してしまう。さらに魔力本体は対象を凍り付かせる…を通り越し、原子運動すらも凍り付かせ、対象を消滅させてしまう。
蜘蛛の糸(ウェブ) マユミが使用した魔法。ねばねばした蜘蛛の糸によく似た物質を空気から精製し、それを投げつける。絡みつかれた対象は糸に絡みつかれ身動きが取れなくなってしまう。よほどの力を有した相手でないと引き剥がすこともできない。
鳳翼(バードンウィング) アスカは転送魔法と思ったようだが、実際は飛行魔法である。遠く離れた場所へ移動するために開発された超高速飛翔魔法。術者のみでなく、数人まとめて飛行することが可能である。その最大速度はマッハを軽く超えるが、細かい操作が出来ないため離着陸はかなり荒っぽい。
フレイムスピリット アスカの使用した魔法。魔力を炎の飛礫に変えて敵に放つ。使用する魔力は少ないが威力はそう高くない。
グレイシャラス・シールド 氷の戦士ベアーコンガーの作りだした氷の盾。その湾曲した方形盾はかなりの大きさがあり、人間サイズの術者の身体をすっぽりと覆い隠してしまう。ある意味、盾というより壁。
灼熱の風 炎の神ウエウエテオトルの力により、砂漠の風のように焼け付く空気を敵に吹き付ける。この風を吸い込んだら肺の空気がたちまちの内に乾燥してしまう。回復する手段がなかった場合、そのまま死んでしまうことだろう。
雷鳥爆撃轟雷柱(ピラーズ・オブ・ライトニング) マユミの使用した超広範囲攻撃魔法。魔法の発動と共に雷でできた柱が周囲に立ち並ぶ。威力、効果範囲ともかなり高く、おいそれと使用することは出来ない。城や軍隊を相手にするために作られた。不思議なことに、戦車など車輪を持ったものに集中的に雷が落下する。
黄煙(イエローガス) 伸ばした指先から極めて毒性の強い気体を噴射する。このガスは速やかに分解されるが、一息でも吸い込んだら10秒と持たずに肺が腐って血反吐を吐き散らす死が待っている。
絶酸(シトロネラ・アシッド) マユミの使用した魔法。非常に強力な酸を発生させる。この酸は無機物、有機物の区別無く対象をぐずぐずに腐食させる。効果範囲こそ狭いがその威力はアボラスアシッドミストよりも高い。
ジェルガ(閉門) 見つめるものが使用したスクリプトと呼ばれる魔法。門でも扉でも、戸がついているならなんであっても魔法を掛けることが可能。魔法が解除されるか術者より強力な相手が触らない限り、その扉を開けることは出来ない。
百花繚乱氷雨華(バルタン・フロストバルカン) レイの召還したバルタンキングがその鋏から発射した氷の弾丸。不可視の冷却ガスと共に放射されるため、目視して避けると言うことが極めて困難。
ソドムフレア アスカの使用した暗黒魔法。全身が炎で出来た火炎竜ソドムの炎を空気に混ぜ、炎の竜巻を作りだして対象を焼き尽くす。かなり強力な魔法であるが、ソドムにとって地上は極端に寒い世界であるため、とても短い時間しか効果がない。
魔法眼(ガンQ) 疑似魔法生物を作り出す魔法。生み出された魔法の眼は不可視であり、壁などを通り抜ける能力を持つ。探索系の儀式魔法。
斬鉄鋏(ギロン・グラップル) マユミが使用した大地操作系魔法。大地を操作し、巨大な鋏を地面から飛び出させて対象を両断する。威力以上に見た目のインパクトがある魔法。
対抗魔法(カウンターマジック) 魔法が現実に効果を及ぼす効力を低くする魔法。種類により、術者自身も魔法を使いにくくなることもあるし、術者は制限を受けない場合もある。マユミが使用したのは自身には効果がない種類。ただし、対象の魔法を完全に封じ込めることは出来ない。
悪からの防御(プロテクションフロムエビル) 術者の周囲にヒカリの障壁を作り出す。弱いアンデッドや悪魔はこの壁を越えて侵入することもできなければ、外から魔法などで攻撃することもできない。しかし、あまりにも強力な相手は障壁を突き破ることが出来るため、過信することは出来ない。
一なる光輝の腕(フラッシュハンド・ザ・エース) 術者の腕を神聖な光で輝かせる。この光は不死者や悪魔など、闇の生命を持つ者には硫酸のように激烈な効果を持つ。ただ周囲にまき散らすタイプのため、決定的な破壊力は持たない。
超光の飛沫(ウルトラシャワー) 指先ほどの光を、言葉通りシャワーのように指先から打ち出す攻撃法術。不死者などに特に効果を持つが、そうでない相手にもそれなりにダメージを与える。
神の遣わす断頭台(ウルトラギロチン) 光の力を一点に集め、三日月状の刃を作りだして対象に放つ必殺技。その威力はかなり高く、鋼鉄の柱であっても容易く切断してしまう。しかしながら消費する力が尋常でなく多いため、気安く使用することは出来ない。
魔幻転身(サータンテレポート) 短距離テレポート。おおよそ15m以内の範囲にテレポートする。自分以外をテレポートさせることも、連続使用することも可能。
夢幻分身(フリップミラーイメージ) 術者とまったく同じ動作をする幻の鏡像を複数作り出す。
深遠なる光の奔流(クァンタンストリーム) ヒカリのもつ技の中でも最大級の破壊力を持つ攻撃法術。渦巻く光は生物、無機物の区別無く粉々に吹き飛ばす。その凄まじい破壊力は破壊できない物がないと言われるほど凄まじい。ただし、使用する力はウルトラギロチンの比ではない。
宙蛾暗黒奔流(ダークフラッド・オブ・ムルロア) 以前マユミが使用した暗黒奔流の上位呪文。光学系魔法が相手でも問答無用で撃ち負けると言うことがない。
解呪(ディスペル) 魔法や法術などをうち消す。その時の難易度から、敵と自分とのレベル差を知ることが可能。
一なる神鳴り(パンチ・サンダー) 雷撃系の法術。比較的使用する力が少ないため、牽制などに多用される。
轟炎土竜螺旋昇(マグマライザー) アスカとマユミの使用した合体魔法。アスカが炎の力を、マユミが大地の力を励起させ、結果として膨大な量の溶岩を噴出させた。その高熱は全てを焼き尽くして呑み込んでしまう。高い破壊力を持つが、その制御はかなり難しい。
ラグナレク・ハウリング レイに召還されたフェンリルが口から放つ絶対零度の猛吹雪。暴走したマグマライザーが作りだした溶岩だけでなく、周囲一体を氷の世界に変えてしまった。
沈静化(サニティ) 錯乱していたり、混乱していたりする人間の心を落ち着かせる効果がある。
氷凍膜 治療用の魔法。出血の激しい傷口などを瞬間的に凍結させて出血を押さえることなどに使用する。
治療法術 戦闘などで負った傷を治療する。レベルが高くなるほど重症を治療できるようになる。


魔物
※オリジナル、及びネット検索では調べにくい魔物のみ紹介。

バオーン どこか象にも似た眠りの神…というより神獣。極めて大人しい性格をしており、そのユーモラスな姿形も相まって信者というよりファンは多い。半ばマスコット。
砂牛 蜥蜴に近い種類の砂漠の生物。水牛のような角、砂に沈みにくい底の広い足を八本持っている。従順な性格をしており、操り易さもあってラクダ以上に重宝される。しかし、繁殖力が低く、繁殖期の時機だけは極めて凶暴になるなど扱い辛いところもある。
大怪球グローバー 直線と曲線が二次元と三次元の区別無く入り交じった、幾何学世界と呼ばれる異界に住む金属の精霊。仲間にブルトンなどがいる。見た目は鋭い棘が生えた空に浮く金属球。周囲で発生する魔法を消滅させる能力を持っている。
ベアーコンガー 元々は人間だったが、氷の世界に長く住み続けた結果氷の力に囚われた。強力な戦士であるが人食い鬼でもあるため、雪国ではナマハゲのように恐れられている伝説の存在。熊と猿と人が入り交じったような不気味な姿をしている。
月聖獣クレッセント レイの召還した魔獣。どこか竜に似ているがどちらかと言えば哺乳類に近い。長い尾や牙、鋭い爪で獲物に襲いかかる。首元に月の輪熊のような三日月模様がある。人間の子供が好物。
アルゴス ギリシア神話に出てきた百目巨人…ではなく、猪に似た頭をも魚である。魚であるが足を持ち、陸上を駆け回ることが可能。また、魚の胴体には左右に三つずつ眼球がついている。
バルタン 元々は人間だったが、故国を滅ぼされ以後流浪の民となった一族。バルタンとはその総称。今はほぼ全てが滅び去っているが、力を求める余り他の生物の能力を取り込むことを選んだ一部の者は、異形の存在となり果てながらも故国の再興を願いつつ今も生き続けている。例外なく、全員が忍者の技を身につけている。
レイキュバス 様々な呼び名があるが、クラーケンの一種の巨大甲殻生物。
見た目は愚鈍そうだが5歳児程度の知能を持っている。武器はその巨体から繰り出される腕力と鋏。体液は極低温であり、周囲からさらに熱を奪うこともできる。また、吸収した熱を一点集中させて口から放出する能力を持っている。
体内にゲゾラの幼生を寄生させている。
ウー 猿によく似た氷の精霊。全身を長く白い毛で覆われている。その姿はどこか幻想的で美しいが、何故か雄は薄汚れていて醜い。心残りを持って雪山で死んだ人間が生まれ変わると言われている。
ブラッドシャーク 鮫が吸血鬼化した恐ろしい魔物。全長が5mほどある赤い肌をした鮫という外観をしている。普通の吸血鬼は流水を渡ることが出来ないなど、水が苦手なのだがブラッドシャークは逆に空気中に長時間姿をあらわすことが出来ない。
陸の同類と同じく、魚や死肉喰らいの蟹などを自由に操ることが出来る。また、水掻きを持った人間の姿に変身することもできる。彼の本当の姿は鮫のそれであり、人間のふりをして溺れたように見せかけて獲物を水中に誘い込む。倒すためには心臓に杭を打ち込む、太陽に晒す、風が吹きすさぶ中に放り出すなど。死ぬと灰ならぬマリンスノーに変わる。普通の吸血鬼のように棺桶で眠ると言うことがないため、一度死ぬと二度と復活することはない。






元ネタ解説

エレドータス 帰ってきたウルトラマンに出てきた亀に似た怪獣。
普段は透明だが電気を吸収することで姿をあらわす。
頭の形や甲羅の形を見た限り、亀と言うよりスッポンが近いかも知れない。
アーストロン エレドータスと同じく帰ってきたウルトラマンに出てきた怪獣。その正統派な姿にも関わらず、視聴者が驚くほどあっさりとウルトラマンに倒された。
ただデザインが良いため意外にファンが多い。
ギガス ウルトラマンに出てきた雪男怪獣。二代目レッドキングのパシリ。
グローバー 実写版ジャイアントロボに出てきた怪ロボ。
複数登場した。ちなみに、アニメジャイアントロボに出てきた大怪球フォーグラーの元ネタでもある。オリジナルにはエネルギー停止現象を引き起こすなどの能力はない。
スノーゴン 帰ってきたウルトラマンに登場した怪獣。人間の女性…つまりは雪女に化ける能力を持っている。本当の姿は白い毛に包まれた恐竜型怪獣。ジャックをバラバラにすると言うゴアシーンを展開した。
レッドキラー 帰ってきたウルトラマンに出てきたサイボーグ怪獣。両手首から先に脳波で操ることが出来るブーメランを装備している。
やる気のないデザインが何とも言えない。
イカルス ウルトラセブンに出てきた宇宙人。大きなアンテナのような耳が特徴的である。光の矢を武器にしているため、マジックミサイルのネタにしました。
サラマンドラ ウルトラマン80に出てきた恐竜型の怪獣。高い再生能力を持ち、多少の傷を負ってもたちまちの内に再生する。どちらかと言えば、サラマンドラを操っていたゴルゴン星人の方が印象的かも知れない。
ゴアゴンゴン マグマ大使の敵役、ゴアの正体。口から絶対零度の冷凍光線(?)を放射する。圧倒的な力でマグマ大使を追いつめるが、子供の純真な願いにうたれ地球侵略を放棄した。見た目と異なりとても理知的な存在だった。
ちなみに、漫画の方ではムカデみたいな姿だったが特撮の方は恐竜に似た姿をしている。
バードン ウルトラマンタロウに出てきた鳳凰…というか鶏型の怪獣。毛虫型のケムジラという怪獣を食べ、人間を食べ…街を焼き払いと物凄い大暴れ。その強さは凄まじく、タロウとゾフィーを倒してしまった。結局、過保護なウルトラの母の力で復活したタロウに倒されるのだが、タイラント以上に強いんではないかと個人的に思う。
水中生活に適応した吸血蛾 平成モスラから。しかし、蛾が水中に飛び込むとは思わなかった…。
ベアーコンガー 仮面ライダーに出てきた改造人間。名前の通り、熊とゴリラが混じったような姿をしている。一度はライダーを追いつめた強敵。
クレッセント ウルトラマン80に出てきた怪獣。首の三日月と出っ歯以外に特徴らしい特徴はない。記念すべき第一話に登場した。
エレジア ウルトラマンタロウに出てきた鳥型の怪獣。高速で飛び回り、口から炎を吐いて車を攻撃する。元は普通の鳥だったが雷に打たれて怪獣化した。
イエローガス これまた帰ってきたウルトラマンに登場した怪獣『モグネズン』が口から吐く毒ガスが元ネタ。元々は旧日本軍が作成した毒ガス。敗戦と共に土中に放棄された毒ガスカプセルをモグネズンが呑み込んだ。なぜかそれ以後、毒ガスをモグネズンは吐き出すことが出来るようになる。
シトロネラ・アシッド ウルトラQ第1話『ゴメスを倒せ!』に登場した、リトラという鳥に似た爬虫類が口から吐く強酸性の胃液。その酸化能力は凄まじく、ゴメスを倒したばかりかリトラまでも死に至らしめた。食い過ぎとか絶対に出来ない恐ろしい胃液。
リドリアスはウルトラマンコスモスに登場した、リトラのオマージュと言うべき怪獣の名前。
天空剣!必殺Vの ボルテス…。
ジェルガ ウルトラマンコスモスに登場した巻き貝型の怪獣。正直、コスモスの怪獣はコメントがつけづらい。微妙に水木しげるライクな姿をしている。
バルタン ウルトラマン他に登場した宇宙を流浪する宇宙人。元々は地球に事故でやむを得ず立ち寄っただけだったが、交渉役のトンチキの所為で一族皆殺しの憂き目にあった。幸い、ごく一部は生き残ってR星に住むことが出来たが結果としてメフィラス星人に奉仕する義務が生じるなど、かなり悲惨な目にあったようだ。
ちなみに、バルタンキングは内山まもる漫画版に出てきた。
ブリザラー ミラーナイフが宙を切る♪ すまん、実は姿はわかるがどんな奴だったかさっぱり分からぬ。名前からして冷凍怪獣なんだろうけれど。
ソドム ウルトラマンダイナに出てきた火炎怪獣。溶岩の中から悠然と姿をあらわし…くしゃみをしやがった。どこかふざけたところの漂うウルトラマンダイナだったが、怪獣だって生きているんだと感じさせる秀逸なエピソードだった。
ガンQ ウルトラマンガイアに出てきた巨大な眼球型生命体。って生命体なのかどうかもよくわからなかった。巨大な目玉から触手を束ねたような手足が生えているという姿形をしている。
ギロン ウルトラマンAに出てきた地底人。ハサミ状の手を持っている。超獣アリブンタを操った。
レイキュバス ティガに出てきた甲殻類によく似た怪獣。その地味な姿に反してかなりの強敵で、2話に渡ってティガを苦しめた。特に衛星軌道上に達する熱線砲の威力は凄まじい。個人的にはガタノゾーアを除けば、ティガ最強の怪獣の一体なのではないかと思っている。
フラッシュハンド・ザ・エース ウルトラマンAの持つ光線技の一つ。
正直なところ、エースは光線技を一杯持っているので印象がとてつもなく薄い。
ウルトラシャワー 元々はヒッポリト星人にブロンズ化されたウルトラ兄弟を助けるため、ウルトラの父が使用した。
ウルトラギロチン ウルトラマンAの持つ光線技の一つ。これが出ると超獣の首や胴体が真っ二つになる。エースの持ち技の中でも、トップクラスに強烈な必殺技。
サータン 帰ってきたウルトラマンに出てきた宇宙怪獣。象のように長い鼻を持ち、さらに壁などを自由自在に通り抜けて攻撃してくる。地味な姿の割に、かなり嫌らしい敵として記憶している。
フリップ ウルトラマンレオに出てきたフリップ星人が元ネタ。分身の術を得意としている。
クァンタンストリーム ウルトラマンガイアの必殺技。実のところ、ガイアはよく似た光線技だらけなので名前が合っているかいまいち自身がない。
コスチュームチェンジ ウェディングお色直し。声ネタです。
パンチ・サンダー またまたウルトラマンAの持つ光線技の一つ。エースの額から発射される光線で、主に牽制などに使用される。と思う。正直、どの場面で使ったのか印象がまったく残っていない。
黄金竜ゴルドン ウルトラマンに出てきた怪獣。全身が黄金色に光り輝き、人間を欲望に狂わせる。金鉱が含まれた岩石を好んで食べ、その死体からは金が取れる。珍しく劇中では2体が登場した。
ビッグワン ジャッカー電撃隊に途中から登場する隊長。演じるは宮内ヒロシ氏。その圧倒的な存在感でその他の隊員の名前すら思い出せなくしてしまった。ある意味、ジャッカー電撃隊最大の失敗は宮内氏を登場させたことだろうと思う。
マグマライザー ウルトラセブンに出てきた地底戦車。ユートムの基地を見つける、ゴース星人の秘密基地を破壊するなど、色々と出番が多かった。ウルトラマンに出てきた地底戦車はペルシダーで別物である。
ウー ウルトラマンに出てきた怪獣? その正体は娘を心配する余り怪獣化した母親の魂ではないかなど、色々言われている。初代は純白の毛が雪山を模したセットの特撮に生えて美しかったが、2台目はすっかり薄汚れて…。
ユリアン ウルトラマン80に登場したウルトラの国の王女様。まあ色々言いたいこともあるが黙秘しよう。




初出2003/01/13

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