DUMBOさんよりサイト移転祝いに頂きました。 え〜。わかります?このフォトの価値。 これは1976年入間国際航空宇宙ショーに飛来したVF-2バウンティ・ハンターズ所属のF-14A、 トムキャット初来日時の歴史的フォトであります。 この時F-14は航空自衛隊次期主力戦闘機の座をF-15と争っており 新たなカストマーを得る為、互いに熾烈なデモフライト合戦を演じたのは伝説となっております。 まさか・・・まさか、私がジョリー・ロジャース並みに好きなバウンティ・ハンターズを、 しかも、伝説の入間でのトムキャット初来日時のフォトを私のサイトで展示出来ようとは夢にも思いませんでした・・・。 今回も恐れ多い事ですがキャプションを入れさせていただきます。 |
3枚のフォトを結合したパノラマ写真との事ですが違和感なんてまるで感じませんね。 は〜、カッコエエなぁ・・・VF-2・・・。はっ!イカン。ちゃんとキャプション入れんと・・・。 写真はF-14A初期型の右舷側の様子が非常に掴みやすいアングルである。 レドーム先端のアンテナの有無、20mm機関砲フェアリング部、 チンセンサーユニット、グラブウィング部のセンサー類の有無等、 同じA型でも、最近(A型は全て退役済み)のものとは多くの差異があることが見て取れよう。 向かって左に海兵隊のAV-8Aに後ろは無塗装のC-1輸送機と、まさに新鋭機ぞろい。 航空新時代の到来を感じさせる光景だった事だろう。 海軍戦闘飛行隊にとって久方ぶりのグラマンキャットファイターであり、 その能力からウルティメイト・キャットとまで呼ばれ、大きな期待を受けて誕生したF-14。 海軍はこの革新的な機体を配備するのに合わせ、 米海軍最初の戦闘飛行隊を復活させ、最初にF-14を配備させる事とした。 それがVF-1ウルフパックとVF-2バウンティ・ハンターズである。 入間ではライバルのTF-15A(右奥)がバイセンティニアル(建国200周年)記念塗装機という 派手な機体を送り込んできた為、 カラーリング的にそれに対抗できる飛行隊として、ラングレーストライプを備えたVF-2が入間に飛来したのだった。 しかし、F-15側は非実戦塗装機だというのに対し F-14はこれがれっきとした実戦塗装機なのだから恐れ入る。 ちなみにVF-2は75年4月の南ベトナム避難民脱出作戦、オペレーション「フリクエント・ウィンド」にて VF-1と共に実戦参加を記録している。トムキャット初のクルーズでの初の作戦参加であった。 ライバル、TF-15A(現F-15B)。 その設計思想は、軽い機体に大きめの主翼、 ハイパワーのエンジンを搭載し最高の格闘戦能力を確保するというもの。 もっぱら、この頃の評価は格闘戦ではF-15優位、遠距離戦ではF‐14有利というもので、 格闘戦能力を重視した航空自衛隊F-X計画はF-15に内定した。 しかし、77年、ネバダ砂漠で行われた演習におけるF-14vsF-15の格闘戦成績は F-14がVG翼の威力を見せつけ、キルレシオ12:1とF-14が圧勝。 空自幹部は血色を失った事だろうが、そのまま空自F-XはF-15に決定する。 もし、この対戦成績がこの入間でのショーより前に記録されていたならば 航空自衛隊主力戦闘機はF-14Jとなっていたかもしれない。 以上、なんかウンチクばかりになってしまいましたが DUMBOさん。 此の度は本当にありがとうございました。 |
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