あらすじ

アリスは優しいお姉さんと二人暮らし。
小高い丘の上にある小さなおうちで慎ましく暮らしていました。

けれどアリスのお家はが付くほど貧しく
その日食べるものさえままなりません。

今日もお姉さんはアリスの為におなかが膨れるようにと
お料理のレシピ本を読み聞かせてくれます。
そんなお姉さんの気遣いをありがたくも思いながらも
「おなか減ったなぁ」と心の中で呟いていたそんなある日。

窓の外を
うさぎ耳をつけた
怪しげな制服男が駆け抜けて行きました。


普通の考えであれば係わり合いになってはいけない。
そう思うような状況でしたが、極度におなかの減ったアリスには
それは

美味しそうな食料

にしか見えませんでした。
しかも近日、アリスのお姉さんは誕生日を迎えます。
アリスは思いました。

「あれ、捕まえてお姉ちゃんのお誕生日プレゼントにすれば…
あたしもお姉ちゃんもハッピー?」

こうして、アリスはナイフとフォークを持って
白うさぎを追いかけて不思議の国へ旅立っていったのでした。

――――さあ、これは誰の夢?――――

そして暗い世界へ

――――人がおかしな力を持っているのは特殊であり、異質だ。

男は静かに笑う。
口元に笑みを浮かべてただ静かに笑う。目元には狂気を孕んでいる。それは変わらない。
「これは、誰の夢だと思う?」
現実と非現実が入り乱れる世界で、真実を見極めるのは非常に困難だ。
そう、男は笑う。
「誰の夢でもない、これは現実じゃない。…でも、現実なんだ」
しっかりと前を見据えて、少年は言い放つ。
垣間見える世界はとても虚ろで、現実すらも特殊な世界は。

何が日常で何が非現実で、何がおかしいのか、それすら曖昧だ。

「さて、私は【本物】か? それとも…【偽者】か?」

男は心の底から楽しそうに笑いながら、相手に強要する。
偽者か本物か、偽りか、嘘か、虚像か、正しい真実か。

――――この【世界】に息づくすべてのものが、虚であると、誰が言える?――――

ご注意

ギャグパートと、シリアスパートが混在しております。
どちらの演技も必要となりますので、壊れた演技が出来ない!!
という場合は必ず注意事項をチェックしてからご応募お願いいたします。