II Character II

登場人物

エーゲリア
[ エーゲリア・ドルスス ] [ Eargeria DRUSUS ]

エトルリアの名門ドルスス公爵家夫人。
ドルスス家は代々王家の指南役を務め、学問、芸術関連を司る。
堅い家風も怠惰を好む王家とは対照的で、それを正そうと諌める事も多々あり、ユリウス凱旋後には協力して諫言するが疎まれ不興を買い、ユリウスと通じて王家転覆を企んだとして夫は処刑され家系断絶の憂き目にあう。

夫人であるエーゲリアも同様の処遇となるが、危機を察知した一部の臣下により助けられ、東部のイリリウムへと逃れる。
マケドニアとの国境に近く、エトルリア領とはいえ不安定な統治が捜索の妨げとなり、エーゲリアは行方不明とされ混乱に巻き込まれて死亡したとの扱いになる。

辿り着いた先で共に逃れた臣下と隠れ里を作り雌伏、周辺集落と良好な関係を築き夫の汚名を晴らし、家名復活のため力を蓄えていた。
失踪前にドルスス家の世継を宿していたが、夫の処刑のショックと長い逃走劇によるストレスで流産している。

エーゲリアの出自もドルスス家系でドルスス公とは幼い頃から見知っており、約束はないものの許婚の様な関係にあった。
オプティムス当主ファビウスとも古くから知人であり、一時はオプティムス夫人の候補にも上がったがドルスス公とファビウスも親友の間柄であり、エーゲリアとの関係も知っているため当事者達にとっては笑い話であった。
後にファビウスがイリリウムに流れ着き、そうした関係もあり手厚く保護するが、それによってルシウスとの接触機会を生み出し、ドルスス家の命運も握られてしまう。

出演:

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