last update 2003/10/10
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■第05回《レイヤー分け》■
■では、前回の着色を大いに活用しつつ、レイヤー分けして体の各部所を描画していきます。まず胴体を描く、新規レイヤーを作り、『胴体』と名前をつけておきます。
■で、前回描いた頭レイヤーが邪魔なので、塗りを非表示にさせます。
■↓のレイヤーを見ると、『目』『鍵』『四角』がありますが、この目のところを押すと、レイヤーの表示/非表示が切り替わります。鍵マークをかけると、レイヤーの作業ができなくなります。んで、右側の四角は塗りの表示/非表示で、四角が塗りつぶされているときは塗りが表示され、輪郭のみの時には塗りが非表示になります。全レイヤーを一度に非表示にしたいときには、目のマークを押します。レイヤーごとに非表示にしたいときは、レイヤーを選択して目の列のところにある・を押します。非表示の時には×がつきます。
■レイヤーが増えると一番最下層にある線画が見えにくくなっていくので、こういった表示/非表示を使って作業効率を上げます。
■で、頭の塗りを非表示にしたものが↓です。
■作った『胴体』レイヤーを選択して、ペンツールで線画を描きます。このときもまた第03回の線画のときのようにつなげて描いて、流し消して、スムーズをかける作業を怠らないように。
■で、バケツツールで塗りつぶします。
■同様に邪魔な胴体レイヤーの塗りを非表示(もしくはレイヤーを非表示)して腕や靴を新規レイヤーに書き込みます。今回作成したレイヤーは全部で、線画/頭/右腕/右靴/左靴/胴体/左腕の7枚です。
■んで、全部のパーツを描き終えるとこんな感じ。
■全部の塗りを非表示にするとこんなかんじ。
■描く順序によってレイヤーの重なり順が変わるので、レイヤーをドラッグして重なりを整えます。(↓図参照)
■今回は下から順に『線画→頭→右腕→右靴→左靴→胴体→左腕』になっています
■レイヤーの順序を変えたら、次は各パーツの位置を微調整します。ここでは左靴の位置をすこし右にずらします。
■レイヤーの左靴を選択すると、選択されたレイヤーに描かれている左靴がメッシュになって選択状態になります(↓)。
■やじるしツールを使って、マウスで右にドラッグします。
■で、微調整完了。
■レイヤーを追加していくことで使わなければいけなくなる『レイヤーの表示/非表示』や『塗りの表示/非表示』が分かっていれば、とりあえずいいんじゃないですかね?
■何でレイヤーわけしたかというと、各パーツごとの微調整が楽になるからなんですよ。さっき靴をずらしたみたいに。他には小さすぎたパーツを伸縮で拡大したりもできますし。そういったことは1つのレイヤーにいっぺんにすべての線画を書き込んでしまうと、修正しにくいんです。レイヤーでなく、グループ化でも同様の作業はできますが、レイヤー分けの方が簡単なんで、グループ化については、また第10回の目を描くときに説明します。
■んじゃ第06回では、いよいよ本格的(?)に塗りを進めて2階調塗りをしていきます。とりあえず2階調塗りさえしておけば、けっこうそれらしく見えるんで。
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